誰に言っていいかわからない憤懣が遣る方無く溜まることがあっても
それをネットに書き殴ることを普通はしない

だが誰とも通じ合えない言い分を憤懣として抱え続けるばかりでは
憤懣の根源の容認=セイギの敗北と感じられ容認できない

王は己のセイギを周囲に振り回すが周囲の馬鹿どもには通じない
セイギは実現せらるべき、たとえセカイが滅ぶとも、な精神で
己のセイギを布告せし事跡記録が王の書き記してきたもの

親も周囲も友人も誰一人セイギを共有してくれない認めてくれない
故に親は親でなく友と言えるものもなく人は人ではない

しかし今までがそうであっても自分のセイギは正しく、
何処かの誰か、もっと高級で正しい、王に相応しいセカイの人なら
認めてくれるはず
悪を悪と認めて共感してくれる人もいるに違いない
ここじゃない何処かはきっとある

・・・なんぴととも有意な交わりを結べず己を記し続ける王の心は
まさに鋼を越える強度をお持ちである

王の闘いの今後は見通せない
果たして味方・部下・援軍来たるや否や
今後の王の精神の安寧を願うばかりである