正義中毒

人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、わかりやすい攻撃対象を見つけ、
罰することに快感を覚えるようにできています。
他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質であるドーパミンが放出されます。
この快楽は強烈で、一度はまってしまうと簡単には抜け出せなくなり、常に罰する対象を求めるようになるのです。

「自分が正しく相手が間違っている」「間違っている相手は罰しなければいけない」という意識が、「正義中毒」

日頃、前頭前野を使う機会が少ない、あるいは前頭前野を働かせる余裕があまりなく、「正義中毒」になる可能性が高い

脳科学的には、前頭前野が成熟していないと、相手への共感や抑制が不足し適切な判断ができない