犬窒息死、ブリーダーに33万円賠償命令 暴行も認定 2021/8/4 17:02

預かったペットの犬に暴行を加え、その後窒息死させたとして、秋田県由利本荘市の飼い主夫妻が、千葉県松戸市のブリーダーに165万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は4日、33万円の支払いを命じた。

品田幸男裁判長は「相当強い暴行を振るった上、衰弱した犬にチューブで流動食を与えようとした際、誤って窒息死させた。死因について十分な説明がされず、原告の受けた精神的苦痛は大きい」と述べた。

判決によると、夫妻は平成28年6月、ブリーダーから生後3カ月の雄のボルゾイを購入し、飼い始めた。令和元年7月、交配のため預けたブリーダーの自宅で死んだ。