私の好きな歌人の著書で、「大人の女性は男の前で泣かない。湯船のお湯に頭をつけて、涙を流した証拠を残さないの」と書いてる節がありとても共感したのを覚えています。

それを読んでから、私も「泣いた証拠」を残さないよう、湯船に顔をつけて泣きます。仕事でどうしても辛いことがあったとき、どうしようもなく不安になったとき、泣けないけど泣きたい――そんなとき、私は入浴中に泣くのです。

お湯に顔をつけて泣けば、それが涙なのか、お湯なのかわからない。私が、経営者として、そして30代の女性としてやっている魂のデトックスです。