>>462
私の母は美意識が高い人です。私立の女子中学に入った頃から、母の“美意識”についての指導が凄まじくなったのを覚えています。
化粧品は高価なものを与えられ、体型管理のためにジムに入会することになり、ファッションも……と私は母によって鍛え上げられたと思います。
そういった環境は、周りから羨ましがられるものでしたが、当時の私はピンとはきていませんでした。
そんな私が、自分の美に対して貪欲になったのは、20歳の頃だと思います。

当時、好きだった男性は自分より8つも年上。
恋愛について右も左もわからなかった私は、自分の気持ちに振り回されるようになりました。
彼と街を歩けば、すれ違う女性の目線を感じ、彼と隣を並んでも、彼に不似合いなのではといつも不安になっていたのです。