高校の同期で地元の名士のお嬢様がいた。格別の美形でもなく、お高い雰囲気などもなかった。
定期試験や模試の順位の上位が貼り出される学校だったけど学業成績も目を見張るものという感じではなかった。なのにどこか近寄りがたい雰囲気があった。
同級の男子が彼女をめぐってガチで殴りあったことがあったが、そのどちらともつきあわなかった。その男子の二人のうち一人は旧帝の医学部にストレートで進んだ。