Mの「サラリーマン」考 [つぶやき]

サラリーマンをdisる人たちの正体。
二軍で2〜3年過ごしただけの元プロ野球選手が、
「プロ野球選手なんて」とdisってたらどう思います?
「オマエが語るな」と思いません?
「たかだか二軍にちょっといたくらいで、
プロ野球選手の全てを知った気になるなよ」と普通は思いますよね。
一軍で活躍することがどういうことかを、全く体験していないわけですから。
最近、「社畜」などという言葉を使ってサラリーマンを貶めようとする人を、
ネット上で多数見かけるようになりました。
ワタクシが気になるのは、その手の人たちの多くが
サラリーマン生活をほとんど経験していない点なんですよね。
多くが自称フリーランスで、数年サラリーマンを続けた程度の経験しかなく、
先に挙げた元プロ野球選手と同じで、
第一線で会社の「戦力」として働いた経験が無いと思われる人たち。
穿った見方をすれば、
「要は自分がサラリーマンを続けられなかったからdisってるだけじゃ?」とも。
もし本当にそうなら、なおさら冷静にサラリーマン生活の
メリット・デメリットを分析できているとは到底思えない。
と書くと「たとえ数年でも、上司や先輩を見ていたら十分わかる」と
反論する人もいるかもしれませんが、
それって「サラリーマンの悲哀を描いたドラマを観てたからわかる」というのと大差ない。
単に見聞きするのと自ら体験するのとでは、
情報の質量ともに圧倒的な違いがありますから。
今後この手の人たちの話を鵜呑みにして、
進路を決めてしまう軽率な若者が出てこないよう目配りすることが、
われわれ大人の義務なんじゃないかと最近思うわけです。