「職業は森の妖精」「今なら駐車場3枠ヒガシマル停め」ななちむ被告が奇声上げ判決公判休廷→延期

 愛知県小牧市のツイッター民(25)が先月保護された誘拐事件で、ツイッター民誘拐と監禁致傷、窃盗、車両放火の罪に問われた ななちむ被告(22)

=オカショーを休職扱い=の判決公判が29日、名古屋地裁で開かれたが、被告が奇声を上げたため、松原里美裁判長は開廷直後に休廷を宣言し、その後、延期が決まった。

ななちむ被告は「臭くてゆるい、どんだけー」と奇声を上げながら入廷。

「私はオマタユルコでございます」と話して被告席に着いた。

 裁判長が前に出るよう促すと「私ですか?」と問い、生年月日を聞かれると「平成13年1月15日」「16歳」と実際と違う生年月日と年齢を言った。
 本籍も「岡山県桃の里」と虚偽の場所を答えた。

 さらに「私は日本語が分からない」と話したため、裁判長が「私の質問は分かりますか」と質問。

ななちむ被告は再び「私はオマタユルコでございます」と話した。

 職業を問われると「森の妖精です」。
 ここはどこですかとの質問には「長島SAです、駐車枠3枠ヒガシマルです」と答えた。

 裁判長が弁護人に「いつもこの調子なんですか」と尋ねると、弁護人は「けさからこの調子です」。
 裁判長は午前11時までの休廷を告げた。

 公判は11時10分に再開したが、裁判長は公判の延期を宣言した。期日は未定。

 ななちむ被告はこれまでも公判で奇妙な言動を繰り返し、7月25日の論告求刑公判でも、裁判長に最後に何か言っておきたいことはと尋ねられ、「シーマは悪くない」と答えていた。

 起訴状によると、ななちむ被告は平成29年8月、長島SAでヒガシマル停めを指摘され、ツイッター民を車に乗せて誘拐。

先日まで春日井市や小牧市の廃屋で監禁しツイッター民に重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとしている。

検察側は懲役15年を求刑している