地方の都市の、いまどき流行らない文系の大学であるからこそ、
オーソドックスに学生の知的関心を喚起し、キャンパスライフに
活力を与えることが、卒業後、非正規でも派遣でもたくましく
生きのびる知恵を獲得させる王道であるのだが、執行部が提供するのは
20年遅れの「国際]・「情報」(コンピューター)幻想にすがった
実学志向に過ぎない。世間知らずの学長の発言とも相俟って、
このままでは、生徒・学生・保護者の幻滅は早晩やってくる。