愛大経済は名古屋では珍しくマルクス経済学の伝統校だった
戦前の経済学は帝大がマルクス経済学で旧高商系はそれに対して近代経済学が中心であった。
名高商を継ぐ名大の経済学部はケインズの「一般理論」訳で有名な塩野谷九十九を頂点とし
近代経済学の牙城となって、愛知私大への教員供給源でもあった
中部大の飯田経夫や中京大の水谷研治などが有名である

一方、東亜同文書院の流れを汲むと言う愛大は、歴史と共にマルクス経済学の古い伝統も引き継ぎ
時代には取り残されてしまったのである
慌てて近代経済学を取り入れたが、しょせん木に竹を接ぐ行為でしかなく、うまく育っていない。

経済学を学ぼうとする者が愛大を蹴って中京を選んだのは正しい選択であろう。