流通経済大学の公式サイトのコンテンツで、最も素晴らしいのが学生インタビューだろう。
何故なら、人材育成の具体的成果をきちんと公表できているからである。

他の大学の広報媒体では、「普通の学生がいかに成長しているか」を取り扱っているものは皆無だ。
どれも、「キャンパスの立地条件」や「一部のスポーツ選手の活躍」ばかり。
殆どが、人材育成と言う観点から訴求していない。
人材育成の場としての大学の本旨が、明確に表されているのは、流通経済大学のものしかない。

この企画は変わらずに続けてもらいたいものだ。この学生インタビュー、電車内広告でもあるのだが、
各大学の電車内広告の中で、最も良い。

今月の学生インタビュー(電車内広告でもある)も非常に素晴らしい
http://www.rku.ac.jp/real/index.html

特に素晴らしいのは、産学連携の講義を通じて物流を学ぶ中で、鉄道貨物輸送の
重要性を知ったと言う所。

環境問題(温室効果ガスの削減)やドライバー不足への対応として、鉄道貨物輸送へ物流を
転換する、「モーダルシフト」は、経済界で注目されている施策でもある。

大学生でこの様な見識を持っていると言うのは、相当に高度であると言っても過言ではない。
箱根駅伝と大学野球で目立つことが立派な様に見えてしまうが、このような、経済の動向を
的確に認識している一般の学生が堅実に育成されていると言うのは、一日で実現できるものではない。
ある意味、箱根駅伝や大学野球の優勝よりも難しい。

やはり、【物流の流通経済】としての歴史と伝統は素晴らしい。