立教学院の元事務長、8千万円着服 処分なし、退職金も支給

 立教学院は7日、立教池袋中学校・高等学校(東京都豊島区)の押田修実 元事務長(59)が、
教職員が積み立てた互助会などの3口座から約8300万円を着服したと発表した。
男性に全額弁済させるという。

 学院によると、元事務長は約12年間、3口座の管理を一任されており、一昨年6月、
系列小学校へ異動して着服がわかった。飲食や借金の返済に使っていた。

 元事務長は4月5日付で退職。学院は「管理がずさんだった」とし、懲戒などの処分
をせず退職金を支払った。全額弁済されれば告訴しないという。