後進のために精神病院での観察や自分の経験から私見を一つ。
脳は単純な論理演算装置ではないかもしれない。
霊界の受信装置的な部分があるかもしれない。
統合失調症は、そういった受信能力が高いのかもしれない。
その能力は肯定的にも否定的にも作用する。
肯定的には、かすかな予兆や関係などを敏感に感じ取り、すばらしい飛躍を可能にする。
しかし、否定的には、未知の存在に心を攪乱され、
周囲に不安を与えかねない不可解な言動の原因ともなる。(狂気)
もちろん、程度の差はあれ、すべての人は合理的に説明できる理由だけでは動いてはいない。
それは潜在意識とか予感とか気配とか直観などとも呼ばれている。
そのような虫の知らせのようなものに敏感な能力と共存するために、
奇異な思考や言動が表面化する確率を一般人より抑える努力が必要になる。
自分の思考や言動が、社会的に見て奇異かどうか、
思考や言動を表面化させる前に厳しく論理的に内省する能力や社会的常識や寛容さ(正気)を
一般人よりも積極的に身に付ける必要がある。
予感とはうまく共存するべきだ。
何をやっても鈍感でうまく行かないツキのない時と
世界と一体感を感じられて実力以上の結果を出せる時がある。
自分のツキがないと感じるときは無理をしてはならない。
それは「無理をしてはならない」と何かが自分に語りかけてくれているのだ。
余程の理由がなければ、それを強引にねじふせて強行すべきではない。
与えられた自分だけの正気と狂気の共存はこのような感じだろうか?