「その子がしょっていくものを考えたら…」悲痛の尾木ママ ツアー不参加ゼミ生「ひどいトラウマ」

軽井沢町のバス事故で、法政大教授の尾木直樹さんはゼミ生4人を亡くした。
6人が重軽傷を負い、面会謝絶も。「治ったとしても、その子がしょっていくものを考えたらたまらない」。
他のゼミ生のショックも大きく、尾木さんは悲痛な表情を浮かべた。
「僕の数倍もひどいトラウマ状態」。尾木さんは19日に国会内で開かれた学校事件・事故対応を考える集会に出席。
ツアーに参加しなかったゼミ生の様子を語りだした。

尾木さんは、事故後の18日にゼミ生全員を集めた。一日遅れで参加予定だった2人もいた。
電話口の様子から事故を受け止められていると感じていたが「全員がおかしくなっていた」。
3年生は試験期間中だが、全く手に付かないと泣きじゃくったという。

病院を見舞った際は3人が面会謝絶。尾木さんは「お父さんでさえ会わせてもらっていない
女の子もいる。(ひどいけがで)お母さんが会わせない」と涙ながらに話した。
http://www.sankei.com/affairs/news/160121/afr1601210006-n1.html