東京理科大 久喜キャンパス「全面移転」 市に申し入れ
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東京理科大が全面移転の方針を示した久喜キャンパス=久喜市で

 東京理科大が久喜キャンパス(久喜市下清久)の全面移転を久喜市に申し入れたことが二十三日、分かった。同キャンパスは二〇一六年四月に
経営学部の一年生だけを残し、神楽坂キャンパス(東京都新宿区)への移転が決まっていたが、大学側は「想定した学生数の確保が困難」として
方針を変更。市は、久喜キャンパス開校の際に多額の補助金を支出した経緯などから、撤回を求めている。

 久喜キャンパスには経営学部と大学院(経営学研究科)があり、学生約千百人が在籍。市や大学側によると、同大常務理事会で一六年四月の
全面移転方針が決まり、中根滋理事長が十七日、久喜市の田中暄二市長に申し入れた。市は撤回を要望し、七月九日の理事会に諮られる見通し。