雨に

ぬれながら

たたずむ

人がいる

傘の花が

咲く

土曜の

昼さがり

約束した

時間だけが

体を

すりぬける

道行く人は

誰一人も

見向きもしない

恋は

いつの日も

捧げるもの

だから

じっと

耐えるのが

つとめと

信じてる