結婚相談 虚偽紹介 元副社長主導か 
妻も見合い相手役に=富山
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 富山市の結婚相談所「呉縁(ごえん)倶楽部」が
サクラ役の見合い相手を男性に紹介し、入会を勧めていた事件で、
同倶楽部の運営会社「JUICE」の元副社長・桜井基史容疑者(28)(特定商取引法違反容疑で逮捕)が
中心的な役割を果たしていたとみられることが23日、捜査関係者への取材でわかった。

桜井容疑者は、妻の笑子容疑者(25)(同)にもサクラ役をさせるなど役割分担の一端も判明。
県警は引き続き逮捕した8人から事情を聞き、詐欺容疑での立件も視野に全容解明を進める。
 関係者によると、J社は、桜井容疑者の母で社長・杉森勝子容疑者(64)が経営権を持つが、
近年は桜井容疑者が日常業務を取り仕切るようになっていた。捜査関係者によると、
初回は無料として偽りの見合い相手を紹介し、「もう一度会いたかったら、(有料の)入会を」と勧誘する手口について、
杉森容疑者は「息子(桜井容疑者)が考えた」などと話しているという。
 また、桜井容疑者は、妻の笑子容疑者のほか、従業員の宮崎伽耶容疑者(28)もサクラ役として男性に紹介していた。