一晩あけたが返信はまだこず
男女のやりとりにはテンポが大切なのにマルヤマリカにはそらがないようだ
このくずれた拍子の中で話は、怪物の鼓動も不整脈で刻一刻と速くなるだろう
罰しろ、お前のものにしろ、と怪物はささやく
しかし俺は簡単な自傷をまた腕にし、この汚らわしいあまりに男性的な怪物を内の中へ内の中へできるだけ深いところに封じる
今は自分との戦いだ