結婚を真剣に考える人が国際的視野の中で選択することは結構なことです。
しかし、国際結婚の離婚率は、中国人女性との国際結婚が下火になった平成25年からの5年間の平均をとっても7割にものぼり、非常に厳しい状況がうかがえます。
お見合いして直ぐ婚約・結婚する業者婚の離婚率はさらに高率と言われています。
また、日本人男性がお金で外国人の嫁を買っていると批判する考え方も多く存在しますし、まだまだ偏見もあります。
さらに、結婚した女性が突然いなくなったり、すぐに離婚するカップルも非常に多いという現実があります。
遠い異国から文化も言語も異なる国にやってくるのですから、当然女性サイドにはそれなりの打算も計算もあるでしょう。
そこには国際結婚ブローカーという悪意に満ちた事業者が存在し、彼らから生じる問題点も多くあります。
斡旋業者や国際見合い結婚でたまたまうまくいった体験者から「日本人女性にもてない男性でも外国人妻ならもらえる」「日本人女性より外国人女性の方が従順」といった推奨話がよくでてきますが、稀な事例を見せられて鵜呑みにすることは非常に危険です。
日本国内の一般の結婚相談所と同じように考えることは短絡的です。
いずれにしても「国際結婚は慎重に!!」には、大いに賛同します。

■夫日本・妻外国の離婚率の推移
平成25年 77.0%、 平成26年 72.9%、 平成27年 70.5%、 平成28年 65.9%、平成29年 59.1%、 5年平均69.1%