悩んでいる人がいたら、その悩みを聞く。 じっくり聞く。
さらに、本人が一方的に話している部分以外での周辺情報も聞き出す。

そして、その場では、安易な感想めいた事を言わない。 聞くに留める。
それから、その相手と別れてから、よく考える。 本当によく考える。

何が相手のためになるのか、何が本当の真実であるのか、
どうすることが真の意味で相手の果実となり、未来に於いての不幸となるのか、
そこを本当に深くじっくり考えてみる。

自分で考えが及ばなければ、相談者から聞いた件を、その周辺情報も含めて
別の人間に相談してみる。 もちろん、きちんと深く考えられる人に。

こういう事を日頃からやっていれば、相手の悩みに答えるのは
結果として数日後、数週間後になるはずだ。

常に考えていれば、悩みを聞いた「その場」では真の答えが見つからずとも、
数日〜数週間を経てから、「これだっ! これだったんだっ!」という
「その時の相手」に「本当に答えるべき答え」が見つかることもある。

と、言うより、『本当に価値のある答え』とは、そういうものだ。