広告や新聞紙、雑誌がミルフィーユの様に重ねられた寝室の床の上にベッド。
ベッドには安全ピンを幾重にも止めた汚れた布団と毛布。
その周りには焼酎の空き容器や、こぼれた液体、つまみの袋が散乱。

茶の間には、何の目的か古い電化製品をいくつも解体して放置したり、
針金で過剰に彩られた、うっかり触ると怪我をする廃材オリジナル家具(箱やテーブル)がいくつも混沌と置かれていたり、
金魚の水槽を畳の上に置きカビを養殖したり、
配線を手作りしてショートさせた跡がたくさんあったり、
洗ってない缶詰の空き缶を窓辺に重ねて並べてコレクター気取りだったり…。

台所や風呂場はこのスレの皆さんだったら想像に苦しくない状態です。
書ききれない程の負の遺産を残して逝ってしまいましたが、
最後は苦しむ余裕も無い突発的な発作を起こして自宅(汚実家)で死ねた事は本人が望んでいた事でした。
死に顔もニッコリと幸せそうでした。

今まで掃除される事を嫌い、いつも喧嘩ばかりでしたが、ニッコリとした顔が、「もういいよ^^」と言っている様でした。

春に父が亡くなってから本格的に実家の掃除を始めましたが、あまりの汚さに途中皮膚炎になったり喘息気味になったり、身体が拒絶反応を起こしている中少しづつ掃除しています。
自由に捨てたり片付けられる状況でやる気はありますが、先が見えません。
はあ…、