臓器提供カード、自分は全て提供するに○つけてあるけど、
自分を構成してたパーツがどこのどんな人に使ってもらえるか
想像するのが楽しい。
角膜が盲目だった美少年に、とか、
心臓が、幼児持ちの未来ある女性に、とか。
想像は自由だから。
残った体は火葬でスッキリ、骨は前もって団体納骨の手続きをしてある。

振り返って、私物は自分が死んだら全てゴミだから、
残る子供に迷惑をかけないようどんどん減らしている。
50代後半の現在、残る寿命で体力のあるうちになんとかしたいと鋭意努力中。
でも、実家は倉庫代わり、という認識の、
親の姉妹たち(80〜90代)に困っている。

尋常小学校の卒業証書や古い教科書・読本、はかま姿のセピアの写真がどっさり出て来たんで、
どうぞ持って行って、と見せたら、皆でさんざん懐かしがってくれた挙句
「あんたんとこに保管しといて。また見にくるから」だと。

自分はもうほとんど、服以外の私物を捨て尽くしてるんだがな。
子供には「○○大伯母さま方が亡くなってから捨てること」とでも遺言しておこうか。
あのタフなばあさま方より、どうも自分の方が早死にしそうだ……。