>>68
>>66だが、ここ1週間はそんな感じになってる。

>>66の続き

入り口の手前で歩行者の確認もそこそこにすると、キリコは急ブレーキを掛け、すぐさま
ハンドルを切った。ゴミ収集車の後部がスライドし、辺りにアスファルトがタイヤを切りつける音が
鳴り響く。所謂ドリフト走行の要領でドライバーから見て左手の入り口に入ると、キリコは再び
アクセルを床まで踏み込んだ。
加速したゴミ収集車はゲートのバーをへし折り、地面に書かれた矢印に従って進んでいった。
進んでいった先にあるのは収集ピット。収集車が収集したゴミを排出する場所だ。
キリコは収集ピットに入ると、収集車を止め、助手席に置いた空き缶、空き瓶が
それぞれ入ったゴミ袋2つを掴んで収集車から降りた。収集ピットには1~20までの番号が振られた
鉄扉があり、収集車はその前でバックで停車し、ゴミを排出するのだ。
キリコはゴミの排出のために開放されていた8番ピットへ走ると、持っていたゴミ袋を堆積場目がけて
投げつけた。

つづく