949 名前:(名前は掃除されました)@無断転載は禁止[sage] 投稿日:2016/05/06(金) 19:50:04.60 ID:omoNHP9j
汚部屋選手権とかないの?私かなり有望株だけど

『さあ!まずは牛乳パックをそこらに放置!チャンピオンの先制攻撃です』
「ええ、規模は小さいですが蓄積すれば腐海になりますよ」
『あっと!せっかくポストに入っていたゴミ収集日のお知らせはゴミ箱に入れてます!』
「有機ゴミは放置、基本ですね。チャンピオンはこういう基本を疎かにしません」

『ゴミ袋を手に取りました。何かのスイッチが入ったのでしょうか』
「スイッチはお知らせの紙を捨てた時から入っていたようですが、もう切れたようです。諦めのスピード感が抜群です」
『本当は明日が燃えるゴミの日なのですが』
「お知らせは見たようですが、手から離れた瞬間にパックと一緒に忘れているようです。」
『普通なら気付くのでは?』
「はい、もう部屋の背景と化したようです。俊敏な背景作りが引き金になるでしょう。」

『さぁ!いよいよ佳境!カツオブシムシとゴキブリが出ました!やっとゴミの存在を思い出したのか!?』
「ここが勝負どころでしょう」
『お!殺虫剤をまこうとしているようですが見つかりません!』
「床が原生林状態なのでやりにくそうですね。これでは何も見つかりません。」
『あー!!牛乳パックが踏みつぶされて中身が出ました!飲み切っていなかったのか!これはすごい!!』
「チャンピオンの勝ちパターンです!最初の放置がここで生かされています!」

『さぁ!ラストスパート!!ゴキブリを追って牛乳がかかった万年床をひっくり返した!』
「伏線は十分!後はどう連鎖するかですね!!」
『布団の裏に生えているキノコを見て震えている!そして…出た!!パンッパンに膨れ上がったペットボトル!』
「危険な膨れ具合です!いつから放置していたのでしょうか!」
『手に取って…あ〜!!爆発した!そして、全身にかかった!!』
「素晴らしい!溜めに溜めたゴミと共にチャンピオンも腐海の一部になりました!もう勝利は間違いないでしょう!」