(自室のドアを開ける)
こ・・これはなんて酷い部屋だ・・・!
ゴミも服も食べ物も一緒くたじゃないか!およそ人が住む場所とは思えない。
こんな部屋に住んでいるのはさぞかし
醜い不潔男に違いねえ・・・。

ん・・・?あの服塚らしき山の裏手に何かいるぞ・・・
お・・女だと・・・・?!
まさか、ありえない!こんな場所に平気で生息できる女がいるなんて!

いや待てよ。
ゴミ屋敷に住んでいるのはきっと彼女自身の意志ではないはずだ。
そうだ、彼女はこのゴミ屋敷の主に捕らわれているに違いない!

彼女自身は本当は綺麗好きなのに、仕方なくこのごみ溜めの中に押し込められているんだ!

よーし、ここは俺と彼女で力を合わせてこのゴミ屋敷を片付けてやる。
そして彼女をこのゴミ屋敷から救い出してやるんだ・・・!
まずは足元のよくわからないゴチャゴチャをゴミ袋に詰め込んで、足場を確保するぞ!