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Wiki よりコピペ

カーストは一般に基本的な分類(ヴァルナ)が4つあるが、その中には非常に
細かい定義があり、結果として非常に多くのジャーティその他のカーストが存在して
いる。カーストは身分や職業を規定する。カーストは親から受け継がれるだけで
あり、誕生後にカーストの変更はできない。ただし、現在の人生の結果によっては
次の生で高いカーストに上がれる。現在のカーストは過去生の結果であるから、
受け入れて人生のテーマを生きるべきだとされる。カーストとは、ヒンドゥー教の
根本的世界観である輪廻転生(サンサーラ)観によって基盤を強化されている
社会原理といえる[2]。
一方、アーリア文化の登場以前の先住民の信仰文化も残存しており、ヒンドゥー
カーストは必ずしも究極の自己規定でも、また唯一の行動基準であったわけでも
ないという指摘もある[6]。

ヴァルナの枠組み
ブラフミン(サンスクリットでブラーフマナ、音写して婆羅門〔バラモン〕)
神聖な職に就けたり、儀式を行える。ブラフマンと同様の力を持つと言われる。
「司祭」とも翻訳される。

クシャトリヤ
王や貴族など武力や政治力を持つ。「王族」「戦士」とも翻訳される。

ヴァイシャ
製造業などに就ける。「市民」とも翻訳される。

シュードラ(スードラ)
古代では、一般的に人が忌避する職業にしか就けなかったが、時代の変遷とともに
中世頃には、ヴァイシャおよびシュードラの両ヴァルナと職業の関係に変化が生じ、
ヴァイシャは売買を、シュードラは農牧業や手工業など生産に従事する広汎な
「大衆」を指すようになった。「労働者」とも翻訳される。

ヴァルナを持たない人びと
ヴァルナに属さない人びと(アウト・カースト)もおり、アチュートという。
「不可触民(アンタッチャブル)」とも翻訳される。不可触賎民は「指定カースト」
ともいわれる。1億人もの人々がアチュートとして、インド国内に暮らしている。
彼ら自身は、自分たちのことを「ダリット」 (Dalit) と呼ぶ。ダリットとは壊された
民 (Broken People) という意味で、近年ではダリットの人権を求める動きが顕著と
なっている。