オーム事件は多くの謎を残したまま、7人の死刑が執行された。1つの事件で死刑が適用出来れば
他はどうでも良い筈は無い。しかも、地下鉄サリン事件が起きた責任は、明らかに警察にある。
警察の責任が何ら問題にされないまま、洗脳により盲従したと見られる信者たちまで処刑して
事件の幕引きを図ろうとする国家のあり方が強く懸念される。

<オーム事件の謎>
@松本サリン事件
A坂本弁護士一家殺害事件
B地下鉄サリン事件
C國松警察庁長官狙撃事件

@松本サリン事件で、サリンが家庭の鍋釜で作れる代物では無いのは明らかなのだが、警察
 は被害者の河野氏を9か月間、犯人として捜査していた。
A坂本弁護士一家殺害の実行犯たちは、指示された通りに、午前3時に鍵のかかっていない
 玄関から入って行って殺害を実行した。しかし、誰の指示だったか、なぜ鍵が開いていた
 のかは不明のまま。
B上九の異臭騒ぎの原因物質は、松本サリン事件で使われたサリンと同一場所で製造された
 物と自衛隊化学防護隊の分析により判明していた。また、原料も製造プラントもオーム
 真理教施設内にある事が分かっていた。
 松本サリン事件の犯人は、被害者の河野氏ではなくオーム真理教である事は解かっていた
 にも関わらず、なぜか、警察は被害者の河野氏を地下鉄サリン事件が実行されるまで、犯人
 として捜査していた。従って、地下鉄サリン事件の責任は、明らかに警察にある。
C國松警察庁長官狙撃事件は未解決事件。警視庁公安部がオーム真理教に信者として潜入させて
 いた巡査が「私が長官を撃った」と、名乗り出たが、警視庁公安部は取り調べの為の検察送致
 を拒否し、施設内に匿い通してしまった。