20 名無しさん@毎日が日曜日 (アウアウカー Sa4f-otBc) sage 2018/01/04(木) 00:40:49.42 ID:nomEhRSJa
マッカーサーは連合国軍最高司令官として日本に君主のごとく
君臨したが、結構本気で日本人をほめているのである。
すると、これに情緒的に反応して、マッカーサーも日本人をほめていた式に
すぐ舞い上がる日本人が出てくるのだが、マッカーサーの日本人評価は
裏から見れば賞賛が同時に屈辱ともなるような類の賞賛なのである。
たとえば、マッカーサーは日本人の規律と秩序正しさをたびたびほめているが、
これは裏から見れば日本人は権威と権力にただ盲従するだけの
「羊のような」国民だという屈辱的な評価なのである。
また、だからこそ、有名な「日本人の精神年齢は12歳」発言が出てくるのである。

そこを「勘違い」していると、ハーバード大学教授でありCIAとも深いかかわりのあった
エズラ・ボーゲル氏に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などとおだてられて
舞い上がっているうち、気がついたときには「日本はアメリカの属領である」とアメリカの
元国家安全保障問題担当特別補佐官だったブレジンスキー氏に公言されるような結果となるのである。
この「リップサービス・メロメロ・有頂天」を私は日本人の「ウブの方程式」と名づけている。
むろん、発展途上国の人々もこの日本人の「ウブの方程式」を見抜いている。
日本人をおだてれば金を引き出せると知っているのである。

日本人はなぜナメられるのか(洋泉社) 著者:中山治より抜粋