身の丈に合わない善を自分の中で固定化することは、他人にもそれを強要し
そこから生まれる弊害を自覚しない独り善がりな態度につながる。
柄谷や浅田は善悪が単純な単線のシーソーのように捉えているようだが、
疑いの目を差し挟めない善こそが偽善だということに気づいていないようだ。