角丸会館メモリアルホールで、故・枝野幸夫氏の葬儀がしめやかにとり行われた。

生前から親交のあったミンスの同志も、インチキ臭い袈裟を着た籠池寺の坊主も、いつもは貧困女性救済に尽力されているラブオンザビーチ教会の前川嘉平牧師も、宗教宗派を超えて、喜異口同音に、意味不明の念仏らしき呪文をとなえていた:

 「羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。南無、モリカケ、モリカケ、モリカケ、モリカケ、・・・ ・・・。ぎゃていぎゃてい、はらぎゃてい、はらそうぎゃてい、ぼじそわか、南無、モリカケ、モリカケ、モリカケ、モリカケ、・・・ ・・・。」

気のせいであろうか、祭壇の棺の中からも、物故したはずの故・枝野幸夫氏の声で、意味不明なお題目を唱えているのが聞こえて来た:

 「南無、モリカケ、モリカケ、モリカケ、モリカケ、・・・ ・・・。」