王貞治さんは、ものすごく努力もしたと思うし才能もある、そして過去に実績も
出した。
幸い野球界は実力主義なので(今の松坂選手の年俸のような欠陥も時々みせる
けど。)、今の王さんは巨人の4番にはなれない。

実力主義の理想は、その年度や期の「実力」で評価されるということで、公正度は
高いが決して楽ではない。楽をしたい人は、昔ホームラン打ったから55歳の今も
4番に立たせてくれ、といって居座る。

王さんや長嶋さんや張本さんを現在の巨人軍
現役に据えるような、「履歴主義」の過剰ってのは大いに疑問だ。

アメリカのようなところは実力主義が過剰(例えば月単位で解雇を決めちゃうとか)
であり、日本は履歴主義(今の実力に関係なく、年齢や学歴や実績が効く)が過剰
なのだろう。

「すべて人の上にたつ時は、愚なるも智あるさまに見ゆ。
下に居るものは、智あるも愚に見ゆるものなり」
徳川吉宗の言葉だけど、大手・社員というだけでそういう迫力のようなものに負けている
権威主義的な人が多いのも、今の状況の一因だろうよ。