県警で集団パワハラが繰り返されていた問題で、懲戒処分や本部長注意を受けた
男性警部補(依願退職)ら9人が傷害容疑などで市民に告発され、
静岡地検が受理していたことが31日、関係者への取材で分かった。
 静岡地検によると、9人は傷害、暴行、強要、犯人隠避の各容疑で告発され、
受理は28日付。9人は部下の男性巡査に対して昨年4〜8月、
熱した鍋の具材を押し当てて軽いやけどを負わせたほか、
腕立て伏せの強要や、ライターの部品を放電しながら体に
当てるなどの行為をしたなどとして、県警から今年1月に処分を受けた。
 告発した県東部の30代男性は取材に「被害者と面識はないが、
許されない犯罪行為だと思った。刑事事件として適切な処分がなされるべき」と話した。
(静岡新聞)