芹沢一也の『ホラーハウス社会』をぜひともご一読あれ

ここにわかりやすい書評がある
ttp://d.hatena.ne.jp/suna101/20100105/1262689258
>タイトルの『ホラーハウス社会』というのは、「不安な社会を生きること」をまるで遊園地のホラーハウスの中にいるかのように楽しむ社会のこと。
中略
>冷戦という対立構造、大きな物語の終焉によって、社会は対峙すべき「敵」を見失った。
>その結果が、過剰な安全欲求ではないか。
>本書の中で紹介されているが、「割れ窓理論」による不安要素の排除は、どんな小さなことでも社会の秩序を乱すような行為を社会の敵とみなすことに繋がる。
>敵を作ることで安易に物語を作りながら、自らの作った物語の醸し出す不安感・圧迫感に苦しめられる。