名古屋「栄広場」6月で閉鎖へ イベントスペースとして人気も...再開発で約半世紀の歴史に幕

名古屋の中心・栄で市民の憩いの場になっていたイベントスペース「栄広場」が2022年6月26日で役目を終える。

開発計画が長年まとまらず、暫定的な広場として使われ続けてきたが、同地の再開発計画の始動で約50年の歴史に幕を下ろす。

音楽イベントや祭りの会場として半世紀

栄広場は中区錦三丁目にある面積1800平方メートルの広場で、地下鉄栄駅の南西、大津通と錦通に面している。名古屋市住宅都市局が管轄するイベントスペースとして長年様々なイベントが開催されてきた。

再開発計画の「錦三丁目25番街区計画」では、ホテル・オフィス・劇場・商業施設などを備える高さ213メートルのビルが栄広場の場所に建つ。高層階には外資系ブランド「コンラッド」のホテルが入居し、同ブランドの名古屋初進出となる。22年夏に着工し、26年春に竣工する計画だ。