――アイドルに対する考えが変わってきた部分もありました?

清楚だけがすべてではない、というのはあります。かと言って、「自分をすべて受け入れて」というのも違う気がします。
私がアイドルとして絶対に守りたいのは、悲しい姿や病んでる姿を見せないこと。根本的に明るい部分は常に持っていたいです。
人を元気づけるためにアイドルになったのに、悲しませたらダメじゃないですか。

SNSも書いたあとで、どう受け取られるかわからないので、何回もチェックします。
今の私はこういう感じだから、何でも軽く受け止めてもらえますけど(笑)、何を発信したら良くて何がダメなのか、冷静にならないとわからないときも多いので。

――奈和さんは歌唱力も演技力も定評あるうえ、サックスも吹けて、お酒も飲めて(笑)、オールマイティですが、どういう方向に行きたいと思ってます?

自分がワクワクする方向に進むだけです。直感で生きるタイプなので、どうなりたいかはわかりません。
SKE48でいろいろ経験して、「これがやりたい」としっくりきたものを最終的な仕事にしたいと思ってますけど、いつかバーはやりたいです(笑)。

――どんなバーにします?

カウンター席にテーブルは1、2個でこぢんまりとして、照明はちょっと落ちていて。オシャレ感は取り入れつつ、カクテルとかを出すのでなく、サワーや梅酒を割って「ハイ」っと。
シェイクはしません(笑)。それで「カラオケで歌ってもいいよ」みたいな。

――それはバーというよりスナックでは(笑)?

スナックは精神的に大人でないとできない気がします。
でも、「あっ、また来てくれたの?」みたいに接客したい。歌や演技はSKE48で学べますけど、バーの経営はどこで勉強したらいいのか(笑)。