10日振りだった。
「ひゃっ!おじさん!ちょっとまって!今から恵方巻食べる写真撮るから、ちょっとだけまって!!」
私の腕を振り払ってスマートフォンを操作し始める。
10日ゆづぽを抱いていない。
部屋の中にゆづぽの香織が入ってきただけで、私は反応してしまっていた。

ゆづぽも10日振りに見る私のズボンの膨らみが気になってはいるようだ。
どこにスマートフォンを置けば他人に撮ってもらったように見えるか苦心しながら、時折視線を落とし、その度に顔を赤くしている。

置き場所が決まった。ゆづぽが袋から巻き寿司を取り出し、カメラのタイマーをセットする。
私はゆづぽのそばまで近付き、ズボンを下ろし眼前に差し出した。
「ゆづ…」
「きゃっ!おじさん!もー!私だって我慢してるのにー!」
…10秒。連写でシャッターが下りる。

「…わたし、変な顔してなかった?」二人しかいないダイニングルームに淫らな音が響く。
「…いい顔をしてたよ。好物にかぶりつくときってのはああいう顔になる。しかし、俺の家で撮って良かったのか?いつもと違う場所だと怪しまれるとか言っていただろう。」
「…大丈夫だよ、きっと。モザイクかけたから。」
ダイニングの椅子に座った私の前にひざまづいたゆづぽが股間から顔を上げ、答える。
「それに、あんなの見せられたら、わたし、大丈夫じゃなくなっちゃうよ…?やっぱり…やっぱり10日もしてないと…」再び音を響かせ始め、腰をくねらす。
「おじさんは、大丈夫…?きゃっ!!」
大丈夫ではなかった。ゆづぽの眼が私を射抜いた瞬間、白い液体がゆづぽの顔面を汚した。
「…けほっ、おじさん濃すぎ…!目、開かないよぉ…」
精液を拭おうとするゆづぽを抱き抱えバスルームに向かう。視界を塞がれながらも、ゆづぽは私の股間に手を伸ばしていた。
「…すごい、硬い。射精したばっかりなのにガチガチなの、見られるの恥ずかしかったのかな…?」
見透かされていた。
私は言い訳を考えようとしたが、すでに私の脳はゆづぽの手のひらのぬくもりに包まれた下半身に移ってしまって何も考えられなくなってしまっていた。
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