―扉は閉められた。
ゆづぽはイキ疲れて眠ってしまっている。
私はベッドから起き上がり、扉を開けた

白い裸身が浮かび上がった。
―熊本平野―
毛布を羽織っただけのるーちゃんはなだらかな平野だった。毛は生えていない。
「おじさん…私とセックスしよ?」
私は煙草に火を着けた。
「…君は処女だろう。なぜこんなことをする?」

「おじさんは、ゆづぽの男の人なんでしょ?ゆづぽにふさわしいのか私が見極めてあげる」震えている。強気な口調だが声は震えている。
私はリビングに灰皿を取りに行こうと脇を通り抜けた。着いてくる。
一本喫い終えるまで動かなかった。
るーちゃんは私を睨みつけている。
「セックスするの!?しないの!?」
「やめておけ。俺のは硬くて太いぞ。処女の君を犯すのはかわいそうだ。それに俺は俺のことを嫌いな女の子は抱かない」
「根性なしが…!」るーちゃんがリビングを出ていく。

寝室に戻り、ゆづぽの寝顔を見つめる。
「ガハハ…イヒヒw」
笑っている。どんな夢を見ているのか。
泣かせることはできない。
るーちゃんの裸で勃起していた私は、早くゆづぽが目を覚ましてくれることを願い、もう一度煙草をくわえた。