SKE48、ハロプロ迎え撃ちに「死角」はないか−オーディションで研究生を次々補充する背景
竹内 一晴 :ジャーナリスト
2016年09月10日
http://toyokeizai.net/articles/-/135424

(抜粋)

・恒例の「研究生正規メンバー昇格」が見送られた意味

「48グループの中でも劇場公演を大切にし、もっとも真摯に取り組んでいるのはSKE48だ」。
こう断言するのは、外部との仕事のブッキング等で48グループと関係が深く、劇場公演やコンサートを観覧することも多いB氏。

彼は「AKB48 45thシングル選抜総選挙」時のコンサートで全グループ研究生が競演した「君のことが好きだから」という曲のパフォーマンスでSKE48の研究生が他のAKB48、NMB48比べ、「一生懸命さ、元気のよさ、ダンスの迫力」で際立っていたという。

が、8月開催の美浜海遊祭(主催は地元の東海テレビ)のコンサートで、近年は恒例となっている研究生の正規メンバー昇格発表が、今年はなかった。
不審に思ったファンやメディア関係者は少なくなかったが、B氏は「運営側から見るとフリ覚えなど細かい点でまだまだ至らない部分があるので見送られたらしい」と語る。
劇場公演のレベル維持のために徹底してこだわる姿勢がうかがえる。

「今、姉妹グループを見わたしても、SKE48のように研究生だけで構成する研究生公演(野球のファームのように正規メンバーになる前に研鑽を積む場)をできているところはない。
SKE48の8期生オーディションの狙いも、同い年くらいの年少の子たちが切磋琢磨し合える研究生公演を維持して、他にない特色としていきたいからではないか」(B氏)

(写真)
美浜海遊祭で迫力あるダンスを見せたSKE48研究生。ひよっこながらも、パフォーマンスレベルの高さに定評がある(筆者撮影)
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