違いが気になるお年頃ですか、ケト開始後の食事スタイルとどんな経緯でその疑問を持つに至ったかを詳しく書いて貰えるともっと具体的な答えができるかも

1) ケトーシス状態とケトン回路スイッチオン状態は別の段階?

別の段階というか別の位相にあるものですね
ケトーシス = 血中ケトン濃度0.2mM(200μmol/L)以上、ケトン回路スイッチON = PPARα活性化、の意味です

ココナッツオイルスレに書いた説明
http://guide.ozma.beer/LCHF-CarbCyc-Practice/?P=17
用語の整理、脂肪酸β酸化の場、PPARsの説明あたりをどうぞ
ケトン回路スイッチON = PPARα活性化 と読み替えると、流れが見えやすくなる、かな?かな?

ケトン回路スイッチONを操作しているのは、肝グリコーゲン蓄積量が一定水準(70%程度)を下回るか、肝血流内の遊離脂肪酸流入量が増えること
ケトン回路スイッチOFFを操作しているのは【インスリン追加分泌第1相】、俗にいう【インスリンスパイク】です

・ファスティング/カロリー制限/糖質制限 → 肝グリ減少&血中遊離脂肪酸増加 → ケトン回路スイッチON → 内因性ケトン産生 endogenous ketogenesis によりケトーシス開始
・中鎖脂肪酸摂取 → 門脈血流内遊離脂肪酸増加 → ケトン回路スイッチON → 食餌性ケトーシス → (肝グリ蓄積量が一定水準を下回っていれば)内因性ケトン産生に移行しケトーシス維持

両方のアプローチがありえますが、後者は単純糖質の大量摂取でインスリンスパイクさせたり肝グリコーゲン蓄積量満タンにしてしまうと
食餌性ケトーシス終了とともに、ケトン回路スイッチはOFFに戻ってしまいます