いくらか付け加えるとすれば中鎖の使い方で

・食後のインスリン追加分泌の影響を受けずにケトーシスを維持したければ、中鎖脂肪酸を摂ればよいこと
・機会的な糖質摂取後のケトーシス復帰を速めたいときも、血糖値が空腹時水準に戻った時点で中鎖脂肪酸を摂ればよいこと
・内因性ケトン産生能力を活性化したい場合は、MCTよりもMCLT(中鎖長鎖混合トリグリセリド)であるココナッツオイルが適していること
・MCTオイルは高GI糖質と同じく、即時消費するエネルギー補給には適するが、体脂肪を燃やす力(長鎖脂肪酸代謝能力)を鍛えるには不向きであること

MCTオイルはココナッツオイルの上位変換(痩せやすい成分を濃縮精製したもの)ではないことに注意してください
糖やアミノ酸を温存しながら優先的に代謝され、細胞膜の構成要素にならないエネルギー源としては優れていますが
脂肪酸代謝に慣れていない人が体脂肪を使わせる訓練にならず、低血糖発作を起こすように突然エネルギー切れを起こす人がしばしばいます
※がん再発予防など特定の目的があって飽和脂肪酸摂取を抑えたい場合はMCTオイルが適しています

【警告】MCTオイルを飲み過ぎると太る?!
http://lchf.ozma.beer/MLCT_Cocos_nucifera/?P=15