>>224を書いたものだが、こう見えても空腹による精神活動の活性化については一定の理解をしている。

空腹の常態になると脳領域の視床下部における脳神経細胞より『オレキシン』というホルモンが分泌される。
このオレキシンは『覚醒』に働く物質であり、すなわち思考や記憶の明晰化や強化に働く。
よって空腹状態になった時、ここに書き込んでいる方々が「スッキリする」とか「元気になる」とか「眠気が無くなった」
とする効果については、この『オレキシン』で説明がつく。
ちなみに、空腹状態で『オレキシン』が分泌される理由については、太古より人類が空腹状態に陥った時、農耕や狩猟、収穫
といった活動が必須となり、脳神経活動が活発でないといけない訳であり、本能や進化の過程で形成された機能である。

本題だが、空腹と飢餓とは別だと思っている。空腹も度が過ぎたり、誤った感覚で取り組んでいると低栄養状態となり、身体機能
脳神経機能の低下を招くからだ。最悪の場合、食しない事が美徳という極端な発想が芽生え、摂食障害(拒食症)になる危険性を孕んでいる。
拒食症は本当に危険で、確固たる治療法がなく、たいていの場合、最悪の結末となる。