中学時代の身体測定では、女子は体操服のシ
ャツ+ブルマで保健室に行ってから脱いで
測定だったのに、男子は教室で白ブリーフ一
枚になって体育館へ移動だった。自習中、2
つ前のクラスの生徒が呼びに来たら、脱衣
開始。靴下、学ランの上着、ワイシャツ、
下着のシャツ、学ランのズボンを脱ぐ。ここ
までは問題ない。体育の着替えで女子にパンツを見られないように、男子はみんな短パンを
穿いていた。
そして短パンを下ろすときがいつも緊張した。パンツのゴムを上げてから、短パンの紐を解
き、下げる。だいたい皆同じタイミングで
脱ぐので、教室内は一気に白いパンツだらけ
に。男女隣り合った机だから、女子の視界に
は間違いなく入っているが、多くの女子は
勉強に集中しているように振舞っていた。
少なくとも、凝視してくる子はいなかった。
あとは廊下に並んで移動、体育館で測定と
視力検査、館内の部室で聴覚検査だった。
俺は出席番号が中学三年間8〜10番で真ん中
だったからか、1年と3年の時に二つ後のクラス
を呼びに行く係になった。自習しているクラスにブリーフ一丁で入るのは、クラスの視線を
全て集めるのでかなり恥ずかしい。しかも3年
の時は下級生のクラスを呼びに行き、その
クラスに部活の後輩やマネージャーの女子が
いたからなおさらだった。その後自分の
クラスに戻るわけだが、既に大半の子が戻
って服を着ている中をパンツ一枚で入って
いくのは、少し勇気がいったな。

高校でも白ブリ一枚での測定は続いたが、
女子と同じく保健室での脱衣になった。
ただし、女子は同性の教員が測定したのに、
男子は女性教員も測定した。大学を出たばかりの若い女性教員が2年の時に入ってからは、その目の前で服を脱ぐのが少し恥ずかしかった。