幼い女の子4人に乱暴やわいせつ行為をして実刑判決を受けた元社長の男の控訴審が仙台高裁で開かれ、被告は「犯行はそううつ病のせい」と主張した。

一審判決によると、広告代理店の元社長で山形市小白川町の阿部譲被告(36)は、
4歳から9歳までの女児4人に乱暴やわいせつ行為をし画像をスマートフォンで撮影するなどした。
山形地裁は「ゆがんだ性的欲求からわいせつ行為を繰り返した」と懲役11年の実刑判決を言い渡していた。

仙台高裁で4日に開かれた控訴審の初公判で、阿部被告は「犯行は事件当時から患っているそううつ病の影響」と述べ、
一審判決の量刑を不当と主張した。

公判では被害女児の母親が意見陳述し「大事な娘の一生を欲望のまま食い散らかされた」、
「犯行を病気のせいにして反省がない。刑期の短縮などあってはならない」と訴えた。
検察は控訴棄却を求めた。判決は8月20日に言い渡される。

2019年7月4日 木曜 午後7:45
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