小学校低学年くらいまで夏休みのあいだは母方の祖母の家で過ごすことが多かった。
その地方のこどもたちとつまらんことでけんかしたり、けんかした相手と盆踊り会場でばったり再開してから打ち解けて仲良くなってしまったのは良い思い出。
早朝のラジオ体操は豆腐屋の娘に起こしにきてもらって
体操をする寺までの道すがら冷やかされもした。

逆の目から見れば
隣の家に夏休み間遊びに来てる都会っ子との交流は本当に楽しかったのかもしれない。

最初は、色白で何か頼りない奴だなとか思ってたりするけど、
川で魚取りや秘密のクワガタの居場所を教えてあげたり、縁側に座って一緒にスイカ食べたり、ヒグラシが鳴く夕暮れまでずっと一緒によく遊んだ。
夏休み終わる頃には同じように真っ黒に日焼けしてさ。
毎年夏休みには、固い友情を育んだこと。

おっさんになった今でも、お互いに盆に帰省すると、
よう!元気か!ってビール飲みながら昔話に花を咲かせる仲。

思い出はいつもきれいだ。