もう10年以上前になるが、私の高校は文武両道の厳しい学校でした。
この学校では2年生になると2泊3日の臨海学校があるが、ここでは男子は全員ふんどし姿で参加しなければならない。
もちろん、女子は普通の水着です。

ふんどしを締めるのは初めてなので、臨海学校の前に体育館でふんどしの締め方の講習を受ける。
このとき、男子全員全裸になって、先生からふんどしの締めかたを習う。
でも、初めてだから上手くいかず、みんな悪戦苦闘で、級友のチンコのことをからかったりした。
でも、きちんと締めるようにならないと臨海学校の時に悲惨な目に会うから、最終的にはみんな必死であった。

臨海学校では、男子は部屋でふんどし姿になって宿舎から歩いて10分ほどの海岸に集合する。
ここで初めて女子の前でふんどし姿を披露することになるのだが、死ぬほど恥ずかしい。
手で隠したりグタグタしていると先生から一喝され、全員整列する。
男子は赤ふんどし一丁、女子はスクール水着という非常にアンバランスな格好である。

遠泳が終わると宿舎の手前の広場で男子はふんどしを外して水で洗いって、ふんどしを干すのだが、そのときは全裸である。
そして、そのまま宿舎に戻るのだが、全裸の格好を女子に見られる。
もちろん、恥ずかしいけど、そのまえにふんどしで十分恥ずかしさの感覚が麻痺していることと、泳いで疲れ切っているのでもうどうでもよくなっていた。