中学校二年の時、水泳の部活で新調した水着をバックに入れ忘れてしまった。
バックの中をゴソゴソ探すと、今までの古い水着が出て来たのは良かったが、丁度私は成長期で、小さすぎたのでした。
それでも無いよりマシで、無理やり着て練習に参加したのでした。これが悪夢の始まりとも知らずに・・・。
ウォームアップも終わり、私は自分の専門の練習に入ったのでした。
思い出しても恥ずかしい種目です。そう、皆さんの想像の通り、私の、私の専門はブレストだったのです。あぁ〜悪夢だ死にたかったあの頃。
ブレストは、皆さんの御想像通り、足を開いては閉じ、閉じては開くを際限なく、際限なく行います。
肩に掛る水着の紐は限リ無く伸び、筋肉に食い込むほどに細くなっていったのです。
多少の窮屈さは有りましたが、そこは地獄と等しい厳しい練習の最中、気に留めるには頭が回らず、そのまんま練習の時間だけが過ぎるだけでした。
さて、やっと一時休憩が、そうです私の生涯忘れる事が出来ない地獄の入口の始まりでした。
肩の水着が紐状ならば後ば、開いたり閉じたりしていた下のアソコ布地は、限りなく細く、細く、細く成り、三角地帯がI地帯i地帯の如く、辛うじて具を
覆い隠してるに過ぎなかったのでした。
水中では、誰も気付きはしません。私も気付きませんでした。そうです、水中ではです。
速く休息を取りたい一心でプールの出口に足を掛けて上がったのでした。あぁ〜バカバカバカーーー。