あのねー、僕はーあのーこの間あのー、本を読んでてある小説なんですけれども、
殺人事件が起きるんですよ。で、バラバラ殺人で、誰がやったんだみたいなんで
マスコミがもうワーッと取り上げるわけ。で、主人公の男がいるわけ。
これがイケメンで、凄く思慮深くて、哲学的な男がいるわけ。
女にはモテる、もう凄い設定なわけ。それがそのバラバラ事件の手とかが、
発見された京都で発見されるんですけど、そこの京都のホテルに
こう女と二人でいるんですよ、すっとテレビでその報道をしてるわけですよ。
それをこう見てるっていうシーンがあるんですけど、そのテレビの中で、
知性派を、あうー売りにしているお笑いタレントが、派手なセットを後ろに
その殺人事件について、あのー叫んでいたっていうわけ。ねっ?
知性派を売りにしたお笑いタレントがっていうなんかちょっと、んっ?
ちょっと嫌な予感がするなと俺思った。ボケ役の痩せた男は…
「あんな犯人はー殺しちゃえいいんだー!」つって叫んでるわけ。
あのね、「死刑廃止論とか何とか言ってるヤツがいるけど、
あんなもんは誰だってぅゎ頭くるんだから殺しちまえー!」つって、
というボケ役の痩せた男が、男が、そうやって暴走を巧みに演出すると…
って書いてあるの。ぃいや、ちょちょっと嫌な予感するなと思って、
まだでもわかんねーなと思ったら、そうすると隣の突っ込み役の小太りの男が…
小太りの男が「まぁ、それは極論ですけでねどね」と言いながら
グラビアアイドルに話をふったって書いてあるわけ。っと女がさー、
鉤括弧のさー「この人たちもこういう芸風になっちゃったね」と言うんだよ。
なにをーこのヤローと。この女ムカつくみたいな。そしたら主人公が、
「まぁ最近はこういうのが受けるんじゃないかな」あのー、
「突飛な意見のように見えて迎合的なことしか言わないじゃん」つーんだよ。
「本当ならそれでいて笑えるのがお笑いのはずだけどね」って言うんだよ。
ふざけんじゃねぇ! そっからストーリーもへったくれも無くなっちゃったよ俺。
爆笑問題ガンバレ! つって何とか書き足した。