>>346
帰れませんね。
その日帰れなくて、また次の日も見つからなかったら一生がっこうぐらしかもと思いながら、校舎の中を靴下で歩き靴を探してまわります。
靴を持っていった人が校舎の中に戻って靴を隠すとは考えられないので、探しても無駄だと分かっていますが靴がなければ外に出られないので校舎の中しか探す事はできません。
一時間ほど探しても見つからなかったら、諦めて教室に戻って宿題をします。
宿題をしていると先生が見回りに来て、帰らないのかと言われるので靴がなくなった事を話すと校内を探してくれますが、結局見つからず明日みんなにきくから今日はこれで帰りなさいと言われてスニーカーのようなのを貸してくれます。
先生の見回りの時間は日によって違うので、遅い日はもう先生も帰っちゃって校内には自分しかいないのかと思って焦ります。
靴を持っていった人は今頃、家でテレビを見ながら、私が帰れなくなってるのを想像して笑っているのかと思って悲しいです。
次の日は購買で上履きを買うために早目に登校して、靴は下駄箱に入れずジャージの袋の下の方に入れます。
一番最初に教室にいると後から登校して来た人達が、こそこそと下駄箱に靴がなかったから学校に泊まったみたいだと私の事を噂するのが聞こえてきます。
その人達が犯人だと思います。