僕は小学校5年の時、小学校2年の弟に、石投げの遠投で負けた。
僕は運動音痴、
弟は運動神経抜群だった。ただ、何をしてもトップというわけでなく、スポーツはオール4だった。

弟は、僕と2人っきりの時は甘えて来たが、
盆・正月など、いとこといる時は無視した。いとこは、外交的な弟とは仲が良かったが、内向的な僕を嫌っていた。
そういうわけで、僕は親戚の家ではボッチだった。
でも、車で家に帰る時、僕と弟は後ろに座っていたが、弟は僕の膝に膝枕して寝ていた。そんな時(可愛い弟だ)と思った。
僕が中学、弟が小学6年まで、ファミコンで2人で遊んでいた。


ところが僕が高校、弟が中学生になると、状況は一変した。
弟が僕を拒絶し始めた。
僕が中学までは、ちびまる子ちゃんのように兄弟喧嘩はしても、すぐ仲直りしてたが、
弟が中学生になると、僕を拒絶し始めた。「あっち行け!!気持ち悪いんじゃあ!!死ねば〜」と嫌悪の目で怒鳴って来た。親とは普通だったのだが。
僕が高校2年、弟が中学2年の時、力で僕を負かした。
僕は低身長で華奢だが、弟はクラスでも1・2位を争うほど背が高く、僕が高校3年、弟が中学3年の時、身長が同じになり、僕を追い越した。

僕は大学生になり家を出た。
高校生になった弟は、どんどん背が高くなり185cmくらいになった。体格も良くなった。
僕は168cmの華奢な体格。中学で身長は止まった。


弟は大手メーカーの社員となり、20歳代の青春を送り、合コンで出会った女と結婚し、30歳代の現在は2児の父親。
僕は就職に失敗し派遣工となり、20歳代の時を絶望的に送り、女友達すら出来ず、30歳代後半の現在はひきこもり。