ロシアのプーチン大統領は29日、愛国少年団「ロシア青少年運動」を創設する大統領令に署名した。
ソ連時代の共産党少年団(ピオネール)がモデルで、
独立系メディアは「(時代錯誤の)ピオネールを復活させた」と伝えた。

プーチン政権は2005年、共産党青年団(コムソモール)をまねた愛国青年組織「ナーシ」を創設。
同組織は解体したものの、活動は今年8月に北方領土の択捉島などで開催された
「全ロシア青年教育フォーラム」などに引き継がれた。愛国少年団はその若年版と言えそうだ。

プーチン大統領は歴史教科書の改定を含め、愛国教育を重視している。
今年は対ドイツ戦勝70年を盛大に祝って国民の愛国心を高揚させ、大統領の支持率は80%台を維持している。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&;k=2015103000109